どうも、こんばんは、三吉祐司です。
今日は科学と心理学の観点から子育ての問題について語っていきます。
皆さんは、子供の教育に対してどういった考えをお持ちでしょうか?
「将来いい仕事についてほしい」
「芸術性を持った素敵な大人になってほしい」
様々な考えを持って習い事をさせたり、問題行動を叱ったり、宿題をさせたりしてると思います。
しかし断言しますが、それらは【完全に無駄】です。
科学的に分かっているのは、子供の性格というのは50%が遺伝で45%がコミュニティーの影響で決まります。親の影響は5%くらいしかないんですね。
コミュニティーと言えば難しく感じるかもしれないですが、分かりやすく言えば学校とか友達です。
【友達が太ると自分も太る確率が上がる】
それだけ友達というコミュニティーの影響は強烈なんです。
つまり、遺伝と学校でほとんど決まるので残り5%で出来る事といえば精々箸の持ち方を教えるくらいしか出来ないのです。
ですが、方法はありますので絶望して引き返さないでください
子供の問題行動をなくしたり、学力を上げたいと思った時にどうすればいいのか。
結論から言うと、新しいコミュニティーに連れていく事です。
それは劇団でもいいし、吹奏楽の集まりでもなんでも構いません。
コミュニティーが腐敗してない限りは問題行動は確実に減ります。
逆に問題行動が増えたらコミュニティーが腐敗していたという事なので別のコミュニティーを探すべきでしょうね。
さて、まずあなた自身の事を考えてみてください。
あなたは10才から20才になるとき、さらには30才や40才までになる時、性格に変化はありましたか?
ほとんどの人が【あった】と答えるはずです。
私たちも10年で性格が変わるのですから、子供も10年生きれば別の人
だからこそ期待するだけ無駄なのです。
では何故性格が変わっていったのかと言うと単純にコミュニティーの変化です。
例えば10才前後と言えば小学生ですよね。
小学生ではまあ、多少悪い子もいますが本気でヤバい不良というのはそうそういません。
ところが、不良ばかりいる田舎の学校に親の都合で引っ越したとします。
中学ではタバコを吸う不良ばかり、暴力は横行し、万引きも当たり前、性も乱れているなんて学校に入ってしまうと、子供はほぼ間違いなく犯罪行為をするようになります。
それが何故かというと話は単純で、その田舎では【犯罪行為をする人こそ正常で、真面目な奴はダサいやつ】だからです。
ダサければ馬鹿にされるしモテません。
その田舎では他では通用しない独自の常識があるのです。
そんな時に親が叱ったところで反発されるだけです。
何故なら子供にとっては今の社会で生き抜くことが大事で、それは不良になるという事なのです。
そして、20歳以上になった時、また新しいコミュニティーの変化が訪れます。
自分でお金を稼ぐようになって会社というコミュニティーができるのです。
不良ぶってた少年も大人になり、悪い事をアピールすると評価が落ちる事を知ります。(中にはずっと気づかずに俺も昔はワルだったんだぜアピールする馬鹿もいますがそれは置いといて)
評価が落ちれば当然仕事の面でも不利だし、評価が落ちないように努力をしたり他人に親切をしたりするようになります。
もちろん、全てではありませんが、少なくともコミュニティーの変化で性格が変わる事の説明は出来たんじゃないでしょうか?
学校の授業を受けても学力は上がらないのに塾に通うと学力が上がるのもこの理論のせいです。
学校では、勉強するなんてダサいなんて思ってる連中が必ずいます。
つまりコニュニティー内でガリ勉はメリットではなくデメリットとして判断される可能性があるのです。
しかし、塾という場所ではどうでしょう。
勉強をしたいと思っているかは別として、勉強をしなければいけないと、とりあえず理解している人たちが集まります。
そこではガリ勉と馬鹿にされる事もありません。
だから子供はとりあえず勉強するようになるのです。
ですが、これはあくまでも日本の話で、スウェーデンの話をしますと、スウェーデンではそんなに大変な授業をしませんし宿題も出しません。
ですが学力の高い子供が多い。
国民性も個人主義の人が多く、教育ママみたいなのもそんないません。
なのに何故学力が高いのか。
スウェーデンでは読書を趣味とする子供が多く、友達付き合いするだけで読書仲間が増えて学力が上がるのです。
本が好きになるかは、良い本と出合えるかによって決まりますから、情報交換で面白い本を知れば知るほど本の世界にのめり込んで学力は向上します。
コミュニティーそのものが学力を高めあうのですから頭のいい人が多いのも頷けます。
さて、今回のまとめの結論にいきましょう。
・不良の多い地域性なら思い切って引っ越す事も大事
・腐敗していないコミュニティーを探し、身を置く事で正しく育つ
・結局、子供も個人で親が与えられる影響が少ない事を理解し、期待しすぎない
この3つがとても大事です。
余談ですが、親の威厳をかざそうとする親より、友達みたいな親の方が子供は話を聞きます。
やはり友達は偉大ですね!
関連記事
“【断言します】子供の教育に悩む必要はない理由を話します”へのコメント2
コメントは終了しました。