ファスティングを20日実践した効果について語る

どうも、こんばんは、三吉祐司です。

僕は6月頃からファスティング(断食)を20日程おこなったんですが、その効果ややり方について少し語りたいと思います。


ファスティングの効果

1.デトックスが出来る

2.満腹中枢が正常化する

3.圧倒的に頭が冴える

4.眠気を感じにくくなり作業効率が上がる

5.肌がキレイになって大抵の病気も治る

では詳しく説明していきます。

1.デトックスが出来る

これは実感として表れるものではありませんが、以下の実験でファスティングのデトックス効果については証明されています。

【1973年 甲田医師と神戸大学医学部喜多村教授の共同研究】によると、

普段の食事で体内に入る【有機塩素系農薬(BHC)】は体内に入ると脂肪内に蓄積され毒物が常に体にある状態になるのだが、ファスティングを初めて3日経過すると分解された脂肪内のBHCが血液から膀胱に移動し、尿として大量に排泄されることが分かった。

そして、この3日目が好転反応と呼ばれる体への異常が起こるあたりで、ファスティングにおいて一番辛いと言われる。

かく言う私も3日目はなかなか苦しんだ記憶がある。

ただし、そこを乗り越えると一気に気分が良くなるので興味のある人は試してみてほしい。

また、腸内の食べかすというのは残っていると当然腐敗するので、普段食べすぎて排便も正常でない人の場合、腐った食べ物や吸収されるべきでない便が腸から吸収され続けるので数日かけて完全に体から便を出す事もデトックス作用と言えるだろう。

2.満腹中枢が正常化

人間と言うのは脂質の高い食品を食べると食欲が暴走する。

普段油物をよく食べている人は空腹感を我慢できないどころか、お腹がすいてないにもかかわらず食べ物を口にいれるようになる。

ポテトチップスよく食べる人が太りやすいのは単純にポテトチップスは揚げ物で薄い分表面積が大きく、油の摂取量が多くなりやすいから、結果として満腹中枢の暴走の原因になっているという研究報告もある。

そして、油による満腹中枢の暴走を治す場合、おおよそ5日、油物を完全に我慢するか、ファスティングするしかないのである。

しかし、それはあくまでも暴走をおさまらせるだけであり、正常化させたいなら1週間くらいファスティングするのが良いと思われる。

3.圧倒的に頭が冴える

ファスティングを続けていると頭が冴える事にすぐ気づくだろう。

計算能力は上がるし、クリエイティブなアイデアが次々と浮かぶのもこのファスティング中だったりする。

なので、私は毎月の月初めには大体3日ぐらいはファスティングをするようにしている。

その間に今月の目標とすべきことをメモに取って明確にするのだ。

では、私の体験談とか個人的な体感の話をしてもしょうがないので、なぜファスティング中に頭が冴えるについて説明しようと思う。

「ファスティング中は栄養が足りなくなって脳にエネルギーが行かなくなるんじゃないの?」と、こんな意見が来そうだが、それはまずあり得ない。むしろ大量の食事をしていた方が脳への栄養は少なくなるのだ。

過食中の体がどうなっているのかというと、過食中は胃や腸などの消化器官が常にフル稼働していて、フルマラソンをしているのと同程度のカロリーを常に消費している。

そして、当然消化器官を動かすためには大量の血液が必要になる。

消化器官に血液を集めた結果、脳に送る血の量は減り、脳からブドウ糖と酸素が不足して結果として眠くなる。

食後にやたら眠くなると経験した人は多いのではないだろうか?

おそらく誰しもあるとは思うが、それが食事によって内臓に血液が集まり、脳に栄養が行き届かないという現象である。

まず、ファスティング中においては消化器官に血液を送る必要がないので脳に大量の酸素が届く。

更に言うと、ファスティング中はブドウ糖だけでなく、脂肪が分解されて出来るケトン体なども脳に送られてエネルギーとなるので頭が冴えるのである。

【断食中のエネルギー割合 ブドウ糖30%ケトン体50%アミノ窒素10%アセト酢酸10%】

ハッキリ言うが、断食中でもコップ一杯のリンゴジュースでも飲めばブドウ糖が不足する事はないし、上のエネルギー割合を見ても分かると思うが、断食中は過食中に比べて少なくとも2~3倍は脳に多くエネルギーが届いている状態である。

そして、ケトン体が脳のエネルギーとして使われることのメリットが以下の通り。

ケトン体をエネルギーにした脳はリラックスのα波と快感ホルモンのβ‐エンドルフィンが分泌されるので独特の高揚感と無敵感を味わう事が出来る。

4.眠気を感じにくくなる

先ほど説明した通りだ。

過食に伴う脳のエネルギー不足がなくなるので睡眠時間は短くなる傾向にある。

ただ、そこで不眠症になったと焦ってはいけない。

それは断食中の一時的なものなので、短い睡眠をアイデアを出したり、勉強したり有意義に使って楽しむことが大事なのだ。

更には食事の時間、食器を洗う時間、調理の時間などもなくなるのでファスティング中ほど勉強は捗る。

5ほとんどの病気が治る事についてと、美肌について

病気中の食事は病を養うとあり、昔の人は病気になったら食事を控えて動くのをやめていたし、ほとんどの野生動物はケガをした時こそ食わず休んで治している。

ところが現代の人はどうだ。病気の時こそ栄養をつけようと馬鹿みたいに栄養価の高すぎる食事をしている。

しかし考えても見てほしい。

「風邪をひいている時にフルマラソンをして風邪が悪化しました」という話を、もし聞いたとしよう、こいつ馬鹿だなと思わないか?

いや、過食と言うのは消化器官がフルマラソンをしているのと同程度のカロリーを消費する行為なんだよ。

その結果免疫力は低下して、更には栄養価の高い食事でウイルスに食事まで与えて悪化する。

つまり、病気の時こそ栄養をつけようってのは素人考えの良くない行為なんですよ。

あと、ファスティングをすると体中の炎症が収まったり、ケガの治りが早くなったり、血液の状態が正常になったり色々します。

というのも、消化器官でカロリーを使わなくてよくなった分貯めこんでたエネルギーを体の治療のために全力で使うようになるからだと言われています。

断食すればコレステロールでつまりかけで、いつ脳梗塞起こしかねない状態でも血液がキレイになるので治る。

ですが、風邪まで治るという主張は日本では割と多いのですが、ラマダン(イスラム教徒が行う断食)では、【風邪の人は危険だから行わないように】とされている。

あくまでも治るのは生活習慣病の方であって、感染症が治るという主張は科学的根拠が乏しいという事は理解しておかなければならない。

美肌についても、ファスティングを実際にした人が結構感じている体の変化です。

その他にも髪にハリが出たとか、そもそもダイエットとしてやってみて痩せたとか良い変化が沢山あります。

美肌についての医学的なメカニズムに関してはまだ調べていないので引き続き調査をしたいと思います。

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