いじめや失恋を乗り越える人の特徴【PTSDの治療】

どうも、こんばんは、三吉祐司です。

今日は心的外傷後ストレス障害【PTSD】の治療についての情報を紹介しようと思います。

いじめや失恋や虐待や災害を経験した人はフラッシュバックや悪夢や不眠に悩まされる場合があります。

そしてそれが一年以上続いた時にPTSDと診断されるのです。

ところが、このPTSDになったにもかかわらず、最終的には乗り越えて、さらに人間としてもっと成長できる人もいます。

これを心的外傷後成長【PTG】といいます。

PTSDを乗り越えられる人の特徴は以下の3つ

1.楽観的(ポジティブ)な人。

2.良好なコミュニティーを持っている人。

3.宗教的な考えを持っている人。

これらの特徴の人がPTSDからPTGに変化した事は、2009年に公開されたメタ分析によって判明した(1990年から2006年までの論文を集めてまとめた論文)

楽観的な人が乗り越えやすいってのは、何か困った時になっても「まあいっか」とか「なんとかなるか」って思ってる人たちの事。

良好なコミュニティーとは、治療の支援のためのプログラムでコニュニティーを提供されたグループだけど、結論を言ってしまえば良好な人間関係さえあればいいので、本当に信頼できる友達とかがいれば良いのだろう。

僕が一番へぇ~って思ったのが3の宗教的な考えを持っているかどうかでPTSDの治療に影響があるという部分だ。

確かに考えてみれば、昔の人は差別や奴隷や戦争や沢山の辛い事を経験している。

生活家電もなく、食う物も満足に手に入るとは限らない。

そんな人たちが自殺せずに生きてこられたのは宗教を信じていたからなのかもしれない。

日本というのは現在宗教を毛嫌いしている人が多いが、それは宗教法人が儲かる仕組みを作ってしまった国のせいだったりする。

宗教が儲かるから訳が分からない変な宗教が沢山出来て、勧誘に迷惑したり、効果のない壺とか絵とかを買わされたりって被害が多発し、宗教って怪しいよね~ってなってしまった。

だけど、考えてみれば宗教って本来は道徳も含まれており、どうやってストレスを乗り越えるか、どうやればお金を節約できるか、どうやれば嫉妬で悩まないか、どうやれば死の恐怖を乗り越えられるかなど、参考になる部分は多い。

日本に住んでいれば初詣に行くし、墓石をけり倒したりなんかしない。それが日本人だ。

信じていないと言いながらも多少は仏教を信じているのが普通なのである。

クリスマスや結婚式などではキリスト教の儀式を執り行っている。

つまり、宗教事の中にも楽しい事とか、生きる知恵や、道徳が含まれているのだ。

「神様の言葉が聞こえたからお金を払いなさい」とか、「これを買ったら幸せになります」みたいなのは信じる必要がないが、適度に関わって学べるところは学んでマネしてみても良いのかもしれない。

かくいう僕も無宗教ですが、トラウマを乗り越えるために仏教かキリスト教を信じてみるのもひょっとしたら良いんじゃないかなと思っている。

そういえば、イタリアの偉人でルイジ・コルナロは、100歳をこえて生きて、その間死の恐怖を感じる事はなかったという。

死は恐れるものではない。魂が地上から天に移動するだけだ。

みたいな言葉を残していた気がする。

ちょっと大掛かりな引っ越しと考えたら、まあそこまで怖くないのかもしれない。

少し話が脱線してしまったが、つまり、PTSDを乗り越えるためには、ストレス対策をして、楽観的に考え、コミュニティーを広げて気に食わないやつとはバイバイして気の合うやつだけと付き合い、本当に辛いときは宗教に頼るのも一つの手なのかもしれない。

それではおススメの本を紹介します。

ストレス対策に関する本と、ルイジ・コルナロの健康に生きるための本です。

面白いので是非読んでみてください。