どうも、こんばんは、三吉祐司です。
今日は楽器演奏や音楽がIQや認知機能にどういった影響を与えるのかについて情報発信していきたいと思います。
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ではまず、結論から。
楽器演奏経験者はIQが高い傾向にあった。
こんな反論が来そうですね。
「いやいや、音楽やってるやつにも馬鹿が多いし」
そうですね、確かに馬鹿は多いです。
しかし、彼らがもし楽器演奏をやっていなかったらもっと馬鹿だったでしょう。
その根拠を示していこうと思います。
2004年、トロント大学、心理学の専門家、E・グレンシェレンバーグの調査報告書によると、音楽レッスンでIQが向上すると報告されている。
まず、音楽と知性の関連性についての実験で、モーツァルトを子供に10分聞いてもらい、気分の変化や空間能力テストを調べた。
その結果、何も聞かなかった子供と比較して、モーツァルトを聞いていた子供は気分が前向きになって上に、テストでも好成績を収めた。
さらに、ボーカル指導やキーボードレッスン、芸術プログラムなどの音楽レッスンを受けていた7歳以下のグループを追跡したところ、7か月後には、空間能力や認知機能、言語記憶や数学計算能力、語彙力や読解力などが向上し、IQが高くなっている事がわかった。
劇などをやったグループも全体的な機能が僅かに上がっていたが、キーボードレッスンやボーカルレッスンなどの音楽レッスンを受けていたグループはIQが確実に大きく増加したと報告された。
運動能力も向上する可能性あり
オハイオ州立大学心理学部のキャロライン・パーマーによると、音楽のパフォーマンスは認知機能と運動機能の両方に良い影響を与えると伝えています。
では、なぜ運動機能まで向上するのか?
これについては容易に想像できます。
運動に必要な要素というので、とりあえず4つ挙げますと。
1.空間能力
2.器用さ
3.神経系の強化
4.筋力の強化
空間能力と器用さと神経系の強化は、全て筋力の強化と相関関係にあります。
筋力トレーニングをする際に、いかに正しいフォームで出来るかというのは空間能力と器用さの仕事で、極限まで力を出すために必要な神経系は空間能力と器用さがあれば強化できます。
1~3の要素がそろう事で効率よく筋力をつけれるんですね。
さらに言うと、バスケットボールや体操やボクシングなどの競技は空間能力に強く依存します。
楽器演奏で空間能力の向上が見られているのですから、運動能力の向上も頷けますね。
さらに、ピアノやギターの演奏など、繊細なタッチを必要とする運動は、その他のスポーツに応用が効くものなのかもしれません。
演奏は両手の器用さを求められるので、そういった意味でも効果が出ているのではないでしょうか。
例えば、将棋界の歴史を次々と塗り替えて人気になった藤井聡太は、お爺さんに「左手を使えば右脳が鍛えられる」と聞いて、右利きでありながら左手で箸をもち、食事をしていたといいます。
楽器演奏のように、両手を使うと、右脳と左脳の両方を鍛えられる可能性があり、その結果としてIQや運動能力も高まったのではないでしょうか?
ボケにくい老人は元演奏家
アメリカの研究では、幼いころに楽器を習っていた人は、一度楽器から離れていたとしても老後も健康である確率が高まっていた。
60~83歳を対象にしたレビューでは、楽器経験者とそうでない人を比較した時に、空間能力や認知能力が高く、ボケにくい事が判明した。
さらに、楽器の演奏技術が高いにつれてその効果はより強くでたという。
楽器経験の有無が、認知症を予防できるかの分かれ道となっているのだから面白い。
さらに、フィンランドの研究チームによると、被験者にモーツァルトの「バイオリン協奏曲第3番」を聞いてもらったところ、脳の神経伝達、学習や記憶に関する遺伝子が活性化し、逆に脳の病気につながる遺伝子に関しては機能が弱まったとある。
そして、その効果は過去に楽器をしていた人に強く効果が表れたという。
では、結論
音楽をすると、IQと運動能力が上がり、更には一定の病気予防にもなる。
という訳で、みんなギターを始めましょう!
“遊びながらIQを上げるには楽器演奏が最適だった”へのコメント5
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