どうも、三吉祐司です。
オリンピックの年が間近になって、ようやくビーガン文化が日本でも浸透してきました。
これまでは【ビーガン】というと、変わり者だとか気難しそうとか思われるだけじゃなく、敵対してくる人も多く、非常にメンドクサイ思いをしていました。
いや、実際まだそういうところはあるのですが、昔に比べればマシになってきた印象です。
アメリカの記事では、「ビーガンがビーガンである事を説明するのにかかる平均時間は7分」とありました。
しかし、日本ではそうはいかないでしょう。
次から次に、何でビーガンになったの?タンパク質は?お肉食べないと身体に悪いよ?
「もう!めんどくせえ!」
いや、良いんですよ。一度や二度なら。
しかし、会う人会う人そんな感じだとうんざりしますよね。
・肉食が本当は身体に悪い事。
・畜産動物は本当は人に懐く生き物で感情がある事。
・痛みを感じない優しい殺され方ではなく、安く効率的な殺され方で苦しんでる事。
・菜食の方が太りにくくなること。
・環境破壊の問題に対する一つの手段である事。
ビーガンをやる理由なんて探したら沢山あるし人それぞれだけど、それを全部説明するのがどれだけ大変か。
一体、何時間講義をすればいいのさってなるわけです。
それらの質問をされて、答える間、僕の時間は当然奪われるわけですから、メンドクサクて最近はこう言ってます。
「僕は仏教徒なので生き物を食べません」
いや、本当は仏教徒じゃないんですけどね。
日本人はこういうと大抵黙りますから早いですね。
ってか、そんなに気になるならググれよ!
おっと!珍しく前置きが長引きすぎた。
今日は、ビーガンは日本で流行るのかという話をします。
では結論から。
2020年が転機となり、日本でもビーガンは流行ります
日本では、肉を食べる人中心の社会がすっかり出来上がっています。
そこで、ベジタリアンやビーガンに対しては、【お前らは家で食うかサラダでも食っとけ】みたいなハラスメントとも受け取れる扱いを受けていました。
いやいや、僕はビーガン食は好きだけどサラダは別に好きじゃないんだが。
思っていたのが、毎回毎回デートで飲食店を連れ回されて、食べれる物がサラダしかなくて、「何で高い金払ってわざわざ外で生野菜食わなきゃならんのだ」と思っていた。
「外食は雰囲気を味わうもんだから」といった声に対しては断固としてこう言いたい。
「いやいや、僕は君たちのような汚部屋の住人じゃないのだよ」
ハッキリ言って家の方が落ち着く。

酔っ払いに絡まれる心配もないし、猫もいる。
何より酔いつぶれても家なら安心!
おまけに酒代も安くて好きな料理を食えるときたらそりゃ宅飲みのがいいっしょ!
「てめえら雰囲気が大事なら部屋を片付けろ!」
はい。ごめんなさい。調子に乗りました。
さて、ビーガンが流行る理由を説明しないとですね。
ビーガンが流行る理由
・オリンピックがあるから。
・新聞やテレビで取り上げられだしてるから。
はい、では解説します。
・オリンピックがあるから
オリンピックがあるから流行るというのはとても簡単な理屈です。
今や菜食主義の外国人は多い。
インドは元々宗教の都合からベジタリアンの多い国でした。
人工の3割~5割はベジタリアンで、インド人の総人口は13億くらいいるので、インド人のベジタリアンの方が実は日本の総人口よりも多いのです。
さらに、イギリス、スイス、ブラジルはビーガンがほぼ15%くらいいて、台湾とイスラエルも13%くらいいる。
オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スウェーデン、カナダ、オーストリア、ポーランド、アイルランド、アメリカでもビーガン人口は右肩上がりに増えている。
実際に日本に旅行にくるビーガンの観光客も時々いるけど、日本食って一見すると菜食主義に見える食べ物でも魚や肉のエキスが入ってて食べられない事が多い。
そんな時、じゃあビーガンの外国人はどうしてたかと言うと、わざわざ食品を持ってくるか、スーパーでフルーツを買って食べてたという。
これじゃ折角の旅行が辛すぎる。
というわけで、「じゃあ日本に行かない」って日本に来なかった人も相当いるのですよ。
それで外貨を落としてくれないから日本の飲食業も儲ける機会を逃してたわけです。
しかし、ここでビーガン食が儲かると気付いた企業もチラホラ出てきました。
今ビーガン食の店を出せば競争相手はいない!まさにブルーオーシャン!
というわけで、例えば東京・銀座の【ニューディッシュ デリ&カフェ】はいち早く目を付け、植物性のみのカレーやラーメンを販売し、「普段から動物性食品は食べない」という外国人や「最近肉を食べすぎてるから」という日本人に大好評とのこと。
その他にも外国人観光客の多い浅草では、 VEGAN STORE(ヴィーガンストア )がオープン。
ビーガン認証マークを取得した食品と、スタッフが独自に調査した食品を扱う、ビーガンでも安心して買えるコンビニや、飲食店をオープンした。
どこの企業も共通しているのは【オリンピックを意識している】という事である。
オリンピックを意識して、大手メーカーも相次いで商品開発をしているそうなので、今後が楽しみである。
・新聞やテレビで取り上げられだしてるから。
ここ最近、本当にビーガンのメディア露出が増えた。
僕が読んでいる日経流通新聞などでは、2019/12/20に一面ででかでかとビーガンについて取り上げられてて、2019/12/18にも見開きページに記事が書かれていた。
「いやいや、テレビや新聞の影響力なんて今は少ないでしょ」
そんな反論が聞こえてきそうなので答えておく。
確かに昔に比べればテレビや新聞の影響力は減っただろう。
だけど、今もテレビや新聞で取り上げられてからネットで流行るというのは普通にある。
例えばTwitterなんかのトレンドをチェックしても、テレビ関連のワードがトレンド入り一位になったり、ネット記事が引用されてトレンドになっていたりする。
つまり、まだテレビや新聞などの影響力は健在で、そこからTwitterのトレンドになり、そのままブームになるという事は十分にあるのだ。
影響力で言えば、youtubeなんかでもそうである。
僕のようなテレビを一切見ない人が増えているにも関わらず、youtubeの急上昇では、よく芸能人のスキャンダルが上がっている。
確かに今はネットの方が数字は持っているだろう。
だけど、ネットはあくまでも検索の文化で、テレビや新聞は検索ワードをばら撒く文化に今はなっているのだ。
これから何が流行るのか、どんな情報を取り上げれば波に乗れるのかは、割とテレビや新聞を見る事が重要だったりする。
という訳で。
オリンピックがあるからメディアも取り上げるし、ビーガン食品の開発と流通は盛んになる