どうもこんばんは、三吉祐司です。
以前に僕のblogで、【危険】美容目的でハイドロキノンは今すぐ禁止にすべき!という記事を書いたのですが、今回はそれと関連する情報を海外の論文を参考にしながら発信していきたいと思います。
ハイドロキノンクリームは、現在でも日本やアジア諸国で美容目的や、医療目的として使われています。
美容では美白の為、医療ではニキビ治療の為に使われていますが、本当にその用途は正しいのでしょうか?
今回こういった内容で紹介しようと思うのですが、記事の前半では【ハイドロキノンのリスクについて】を解説し、後半では【では具体的な代案は】といった感じで解説していこうと思います。
では、今回も結論からお話します
ハイドロキノンは負の副作用が強すぎるだけでなく、美容目的で使うにしても肌にネガティブな影響を与えるので絶対に使うべきじゃない。
はい、では詳しく解説していきます。
まず、よくある意見に答えておきます。
「ハイドロキノンで肌は白くなったし、シミは消えたので使い続けます」
こんな意見よくありますね。
メラニン色素の生成を強制的になくすわけですから、確かに色は白くなります。
でも、それと同時に皮膚の細胞は壊死しているのです。
ポジティブな影響は短期的にしか現れません。
何故なら副作用として肝斑(かんぱん)、つまりメチャクチャ治すのが困難なシミが出来るからです。
「私は皮膚科医にニキビの治療としてハイドロキノンを使うように言われたし、医者の言ってる事を信じます」
こんな意見も勿論あるだろうが、ハッキリ言わせてほしい。
その医者も完全に馬鹿である。
何故ならハイドロキノンの使用者はニキビ後に炎症後色素沈着(シミ、そばかす、肌むら)などのリスクがあると、オランダの論文にハッキリ明記されている。
肌をきれいにしたくて使ってるのであれば、他のリスクのない方法をとればいいのである。
ただ、これはあくまでも美容での副作用でしかないが、本当にヤバい話はこれからである。
ハイドロキノンクリームのヤバい副作用
・白血病の原因になる
・がんのリスクが高まる
・白斑症(肌の色が抜ける病気)の原因になる
・色素沈着、シミの原因になる
では解説をしていきましょう。
白血病の原因になる
【2005年、アムステルダム障害研究所(オランダ)と、アムステルダム大学学術医療センター皮膚科】の【皮膚科におけるハイドロキノンとその類似体。潜在的な健康リスク】という論文では、ハイドロキノンには毒性があり、その発がん性を指摘している。
Hydroquinone and its analogues in dermatology – a potential health risk
ハイドロキノンは、皮膚から吸収され、肝臓で代謝される事で、骨髄にダメージを与える物質に変わる。(p-ベンゾキノン・グルタチオンヒドロキノンの抱合体など)
これによって、骨髄では再生不良性貧血(難病指定されている貧血)や、白血病が発生する可能性があると書かれている。
そこで、こんな疑問をもたれた方もいると思う。
「いやいや、肌に塗るのになんで白血病?関係なくない?」
実はですね、ハイドロキノンを肌に塗ると、一時間後には成分の35%が皮膚から吸収されて、血流に吸収されます。
それで、ハイドロキノンが肝臓にたどり着き、代謝されたあとに骨髄にたどり着き、白血病や再生不良性貧血になります。
それで恐ろしい事に、すぐには症状がでないので、長期使用をした結果として取り返しのつかない難病になる可能性があるのです。
この論文では、ハイドロキノンの毒性について「時限爆弾のようだ」と紹介しています。
がんのリスクが高まる
同論文にて、ハイドロキノンがDNAに損傷を与える事を指摘している。
DNAの損傷、つまりはがん細胞の増加である。
当然ながら使用した箇所において、より多くガンのリスクは高まる。
Twitterや、ハイドロキノン系の化粧品レビューなんかを見ていると、女性が乳首の黒ずみを解消したくて使用している場合も多いようだが、そんな事に使うのは絶対に辞めるべきだ。
こんな事を言うと「だって、ケアしないと彼氏に嫌われてしまう」なんて声が聞こえてきそうなもんだが、ハッキリ言おう。
色ごときで嫌ってくる男はどうせロクなもんじゃない。
むしろ別れた方がいいんじゃね?と思うのだが。
乳首をピンクにするために、乳がんになって胸を切除してもいいのか?
白血病になって、髪の毛が全部抜け落ちてもいいのか?
これだけハッキリとリスクがあるのだから、何か言われたら彼氏には説明をしてみよう。
説明をしてもケアをしろと言ってくるのであれば、その男は間違いなくクズ野郎である。
元々の肌の色を何故変える必要があるのだ?
色が黒ければ美しくないなんて、誰が決めた?
そんな事を、僕は声を大にして言いたい。
白斑症の原因になるのと、色素沈着、シミの原因になる
白斑症とは分かりやすく言うと、肌が白くなる病気であるが、誤解のないように言っておくと美白とは程遠いものである。
何故なら部分的にしか色が抜けないどころか、長期使用や、にきび治療でハイドロキノンを使うと、副作用でシミやそばかすや肝斑(顔に出来る治りにくいシミ)が出来る事も分かっている。
とはいえ、「肌の具合が悪いとテンション落ちるし、少しでもキレイになりたい」という気持ちは良く分かる。
だから今回はハイドロキノンを使わずに肌をキレイにする代案を説明したいと思う。
リスクを減らして肌をキレイにしよう
まずニキビに対しての対策ですが、アメリカ皮膚科学会によるとニキビの治療には過酸化ベンゾイルやサリチル酸による殺菌で、肌を清潔に保つことが最も効果的とある。
日本では過酸化ベンゾイルはドラッグストアで買えないので、ひどい状態なら皮膚科で「過酸化ベンゾイルのクリームをください」と言うのがいい。
一方でサリチル酸の化粧品は普通にドラッグストアやAmazonサイトなどで購入できるので探してみるといい。
次にシミ治療に関してだが、フリージャーナリストのホイットニー・J・パーマーが2019年3月15日の記事でこの様に紹介している。
Antioxidant drug promising for melasma
抗酸化薬であるシリマリンは、ハイドロキノンと同レベルの治療効果をもたらしたが、副作用に関して明らかな違いが出たとある。
42人の女性参加者を募り、3ヵ月の治療を行ったところ、シリマリンで治療された患者に関しては有害な副作用が出なかったとある。
まだまだサンプル数の少ない研究ではあるが、今後に期待できそう。
ちなみに、この記事を読んだ後にシリマリンの商品を探したところサプリメントしか見つからなかった。
日本の美容業界もっと頑張れよ!
というわけで、まとめの結論に入りたいと思う。
ハイドロキノンは難病になるリスクがある。他の方法でスキンケアをした方がいい。