どうも、三吉祐司です。
今日は少し哲学的な話をしようと思います。
皆さんはお金を沢山ほしいですか?
お金が沢山あれば幸せになれると思いますか?
僕などは、あんなもの紙きれであり、数字の羅列でしかないと思っています。
「いやいや、お金がなきゃ生きてけないだろう」という反論が聞こえてきそうですね。
そりゃそうです。
誰かがお金を持っていなきゃいけないのは確かです。
ただね、自分一人で使うにはそこまで沢山は必要ないし、何だったら自分がお金を持っている必要もないという話です。
飯を食いたきゃ奢ってもらえ。
旅行したけりゃヒッチハイクしろ。
住む場所がなきゃヒモになれ。
体が丈夫なら橋の下でも寝れるぞ。
「いやいや、そんな恥ずかしい事出来るかよ。」
その通り、みんな恥ずかしいから出来ないと思い込んでるだけなのです。
つまりね、お金で買っているものは家でも食べ物でも車でもなく【見栄】なのです。
見栄というのは捨てるのが非常に難しい。
しかし、捨ててしまえば楽なものです。
人は人を助けた時に好きになる生き物
これは心理学の話なのですが、人は助けられた時ではなく、人を助けた時に好きになります。
あなたが人を好きになりたいと思っているのなら積極的に助けた方がいいですが、逆に好かれたいと思うなら助けを求めた方がいい。
例えば恋愛が上手くいかずに別れた男女がいたとして、女性は男性に比べて早く切り替えて次の恋愛に行くと言われています。
しかし、これにはカラクリがあって、日本はまだ【なんとなくデート代は男が出すもんだよね】という感覚の人がいます。
これは男性でもそうだし、女性もそうです。
逆に、【男女平等にお金を出した方がいい】という価値観の人は増えてますが、【絶対にデート代は女性が出すべき】という考えの人を見たことがありません。
つまり、普通に付き合ってるだけで男性の方がコストをかけてる場合が多いというだけです。
女性に好かれようと奢った結果、皮肉にもあまり好かれないのです。
心理学ではこれをサンクコストバイアスというのですが、ようはコストをかけた方が好きになってしまうのです。
重要なのですが、コストをかけられた方は相手を好きになりません。
逆に女性がホストにハマってコストをかけすぎた場合、女性も男性に強く依存します。
ホストはコストをかけられていた側なので、簡単に女を捨てますが、女性は依存してるので大変です。
時々これが原因で事件が起きていますよね。
要は男女の脳の違いよりも、いかにサンクコストをかけて、かけられたかの問題なのです。
パチンコで負けまくってる人の方が勝負を辞めれないのもこのサンクコストバイアスですね。
コストをかければかける程、結果を期待してしまいます。
つまり話を戻すと、お金持ってるアピールは損しかないのです。
見栄を捨てましょう。
見栄を捨ててご飯を奢られるだけで人に好かれるなんて面白いとは思いませんか?
見栄をはるために頑張ってお金を稼いで、人に奢っても好かれないのです。
本当に何のために見栄を貼ってるんでしょうね?
奢るのが好きというならそれもまた人生でしょうが。
その友達は買っているんですか?付き合ってるんですか?
友達付き合いをするのに、やたらとお金のやり取りをする人がいます。
気持ちは分かりますよ。
自分はお金を持ってるというアピールをしたいんですよね。
じゃなきゃ友達も作れないと勘違いをしている。
だけど考えてみてください。
本当に友達を作るのに必要なものはお金ですか?それとも笑顔ですか?
答えは簡単ですよね。
お金を払ってまで遊びたいと思っている相手は大体いつも笑顔です。
そこでじゃあ、お金をというコストをかけないと会えないのなら、そいつは友達ではなく商品なのです。
あなたは笑顔という商品をお金を払って買っているだけです。
そんな事をしなくてもほら、あなたが仏頂面でレジに並んでる姿よりも、いつもニコニコしていた方が、その姿を見て好きになってくれます。
居酒屋に行かなくても宅のみをしたらいいし、酒を飲まないなら別に公園で一緒にダラダラするだけでも良いんです。
見栄をはる事で、そいつは友達ではなく商品に変わってしまうのです。
だったら見栄などはらず、逆に甘えた方が生き方としては上手いと思いませんか?
ちなみにね、いつも奢って友達を作ってる人は、大体ATMと思われています。
そんな人の会社が倒産でもして、お金が無くなって、人に奢れなくなったら、ほとんどの人が離れていきます。
なんだかなぁ~って感じですね。
まさにお金を持つものの悩みといった感じ。
逆に最初からお金のない人は、ご飯を奢れないからって理由で離れていきません。
何故ならお金が無い事を最初から理解した上で友達してますからね。
住んでる場所には満足してますか?
僕の経験上、高い家賃を払って良い所に住んでも、安い家賃のワンルームに住んでも、どちらでも不満はでます。
高い家賃だと掃除が大変で、荷物が増えるから引っ越しも手間、家政婦を雇えるくらいの大富豪なら問題ないだろうけど基本的には生活がしんどくなります。
ただ、家に人を呼びたいとか、沢山の物に囲まれたい人からしたら良いでしょう。
広い部屋を借りるという事は、人ではなく見栄や物に家賃を払っているという事です。
逆に狭い部屋を借りている場合は、あまり物は置けませんので、多趣味な人だと散らかりがち。
ですが、物をあまり持たず、片付けが苦手でなければ、掃除が楽だしトイレまで近い、もちろんキッチンまでも近い。
住んでて楽なのは断然ワンルームです。
人が一日に使える時間とエネルギーはお金持ちだろうが貧乏人だろうが同じなのです。
だったら物や見栄の為に時間と労力を使うのは勿体ないというもの。
それよりは、生活レベルを上げすぎないようにして、無駄を減らして出来た時間で本の一冊でも読んでいた方が幸せというものです。
この暮らしにはもう一つ利点があって、学校や職場でのイジメがあった場合に引っ越しが容易な点です。
これが見栄の為に一軒家でも買おうものなら、近所に頭のおかしいやつが引っ越してきて嫌がらせを受けようが、子供が学校でイジメられようが、夫婦の仲が悪くなろうが引っ越し出来ません。
逃げれば普通に暮らせるのに、逃げれないから苦しい生活を送る羽目になります。
さらには会社で単身赴任を命令されようものなら、ローンは払い続けるのに住めないなんて事もあったりします。
ちなみにね、ヒモを飼いたいといった需要も世の中にはあって、見栄を捨てれるならそういった生き方も良いと思うのですよ。
例えばちゃんと家事をするとか、ジャンプの発売日を間違えないとか、忙しくてお金を持ってる人はヒモを飼いたいと思ってる人もいるのです。
さてと、そろそろ本日のまとめの結論に入りたいと思います。